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Migration to Google Workspace

Microsoft 365 から Google Workspace への
移行を、データ移行まで含めて設計します

「何が移って何が残るのか」「どれくらいかかるのか」を移行前に数字で示します。Google 管理コンソール組み込みの「データ インポート」と事前アセスメントツール「Migration Planner」を前提に、方式選定・バッチ設計・移行実行・切替後の確認までを、Google Workspace 導入実績のあるチームがまとめて担います。企業規模は問いません。

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こんなお悩みはありませんか

  • 移行の見積りに根拠がない。データ量を把握しないまま「3か月」と置いている。決算期や繁忙期をまたぐかどうかを数字で判断できない
  • 何が移るのか分からない。「Outlook のフォルダは再現されるのか」「SharePoint の共有権限はどうなるのか」に、提案側からも明確な答えが返ってこない
  • 移行元テナントの権限が別会社にある。M&A やカーブアウトに伴う移行で、移行元の承認取得が進まない。技術作業より先に調整が必要なことが計画に織り込まれていない
  • Google Workspace Migrate で計画していた。Exchange Online 向けの提供終了が告知され、方式を変えるべきか判断できない
  • 移行用サーバーの構築費用が見合わない。移行のためだけに VM と Windows ライセンスを調達し、終わったら廃棄する構成に納得できない
  • 移行後の問い合わせが読めない。「メールが消えた」「共有できない」の問い合わせが切替直後に集中し、情シスが対応しきれない

Google Workspace のデータ移行方式:2026年に変わったこと

Google は 2026年、Microsoft 365 からの移行手段を、インストール型ツールから管理コンソール組み込みのクラウド サービスへ切り替えました。当社は Google からパートナー向けに提供された最新の情報をもとに、移行設計に反映しています。

管理コンソール組み込みの「データ インポート」

従来、1,000名を超える規模の移行では Google Workspace Migrate というインストール型ツールが標準でした。移行のためだけにサーバー群を構築し、終わったら廃棄するプロジェクトが必要でした。新しい「データ インポート(data import)」は Google 管理コンソールから直接バッチを作成して実行します。移行用のサーバーも Windows ライセンスも追加のクラウド インフラ費用も不要で、移行元から Google Workspace へクラウド間で直接コピーします。

移行元対応するデータ
Microsoft Exchange Onlineメール、カレンダー、連絡先、タスク、インプレース アーカイブ、グループ メールボックス
Microsoft OneDrive for Businessファイル・フォルダと権限
Microsoft SharePoint Onlineサイト内のファイル・フォルダと権限
Microsoft Teamsチャネルの会話、1対1・グループ チャット

対応するデータの範囲は拡大が続いているため、着手時点の最新情報で再確認したうえで方式を決めます。

default と advanced の2系統

決定的な差は API クォータの確保方法です。default は Google が用意した共有クォータを使うため準備が軽く、advanced は移行元の Microsoft 365 側にアプリ登録を行って専用クォータを確保するため、大規模な並列処理ができます。

項目default data importadvanced data import
API クォータGoogle の共有クォータMicrosoft Entra のアプリ登録による専用クォータ
Exchange Online の規模一度に最大1,000ユーザー1バッチ最大5,000ユーザー、同時最大10バッチ
OneDrive の規模一度に最大500ユーザー1バッチ最大5,000ユーザー、同時最大4バッチ
SharePoint Online・Teams対象外SharePoint は1バッチ最大5,000サイト、Teams は1バッチ最大1,000チーム
移行元側の準備不要アプリ登録とグローバル管理者による権限承認

数百ユーザー規模までなら default、1,000ユーザーを超えるなら advanced と考えると設計を外しません。advanced は移行元側のグローバル管理者による承認が前提になるため、移行元組織との調整を計画の先頭に置きます。

Google Workspace Migrate for Exchange Online は 2026年10月に提供終了が告知されています。現在 Google Workspace Migrate でメール移行を計画している組織は、方式そのものを見直す時期です。

Google Workspaceの新しいデータ移行「データ インポート」|仕組みと設計の勘所

移行支援が必要になる5つの場面

01

移行期間を先に確定したい

契約更新日や決算期など、切替の期限が先に決まっている。データ量にもとづく所要時間の見積りがないと、逆算した計画が立たない。

02

1,000ユーザーを超える

default data import の上限を超え、advanced data import による並列バッチと、移行元側でのアプリ登録・権限承認が必要になる。

03

M&A・カーブアウトに伴う移行

移行元テナントの管理権限が別会社にある。承認取得と Day1 までの共存設計が、技術作業より先に必要になる。

04

共有権限を落とさず移したい

SharePoint・OneDrive の権限やセキュリティ グループの扱いを事前に設計しないと、移行後に「開けない」「見えすぎる」の両方が起きる。

05

移行後の運用まで見据えたい

切替直後の問い合わせ対応、移行対象外データの個別対応、管理者への運用移管まで、切替日を越えた計画が必要になる。

1つでも該当すれば検討対象です。該当しない小規模な移行で、管理者ご自身で完結できる場合は、その旨をご案内します。

自力移行でつまずく5つの壁

何が起きるか
所要時間の見積りデータ量を測らずに着手すると、最も重いユーザーのバッチで全体が引きずられ、切替日に間に合わない
移行元側の権限承認advanced data import に必要なアプリ登録と権限承認が取れず、技術的には準備できているのに着手できない
移行対象外の把握150MB を超えるメール、ルール・署名、過去のファイル バージョンなどが移らないことを切替後に知り、問い合わせが集中する
ID 基盤の順序データ インポートは移行先ユーザーを自動作成しない。GCDS や IdP 連携が終わっていないと、バッチを流せない
共存期間の設計段階移行で旧環境と新環境が併存する期間、メール ルーティングとカレンダーの相互参照が設計されておらず、部門間で業務が止まる

ツールを起動するのは簡単です。難しいのは「何がどれだけあるか」を先に測り、移らないものへの方針を切替前に決めておくことです。

データ移行の設計で押さえる論点

移行前アセスメント「Migration Planner」

移行計画で最も難しいのは、移行前に所要時間を見積もることです。Google はこのために Migration Planner というツールを GitHub で公開しています。Windows、macOS、Linux で動作するデスクトップ アプリケーションで、移行元テナントを読み取り専用でスキャンします。お客様側の環境で実行する構成になっており、スキャンしたデータが Google に送られることはありません。データ持ち出しに制約のある組織でも説明しやすい設計です。

出力されるのは、テナント全体の集計(ユーザー数、メール・予定・連絡先の総数、ファイルの総容量とサイト数、チームとチャネルの数)、データ量にもとづく所要時間の予測とバッチ計画、ユーザー単位の詳細レポート、そしてデータ インポートにそのまま投入できる形式のバッチ用 CSV です。

当社は提案段階で Migration Planner を実行し、出力されたバッチ CSV を移行計画のたたき台にします。アイテム数が極端に多いフォルダや、添付の大きいメールボックスといったボトルネックを、移行後のトラブルシューティングではなく事前に掴むことが最大の価値です。

移行できるもの・できないもの

移行プロジェクトが荒れる原因のほとんどは、「移行されると思っていたものが移行されなかった」ことです。データ インポートの対象範囲を、データ種別ごとに整理します。

データ種別移行される移行されない・注意が必要
メール全フォルダのメール(下書き・送信済み・削除済み・迷惑メールを含む)、150MB以下の添付ファイル、既読・未読、重要度、グループ・共有メールボックス、インプレース アーカイブ150MB を超えるメール、ルール・フィルタ、不在時の設定、署名、PST、パブリック フォルダ。フォルダ パスが225文字を超えるとラベルが付かない
カレンダーメイン・セカンダリ カレンダー、リソースの予定、参加者(外部を含む)、繰り返しの予定、150MB以下の添付ファイル共有カレンダーの権限、カレンダーの委任、予定の色分け、タイムゾーンなどの設定。予定の説明はプレーン テキストのみ
連絡先・タスク個人用の連絡先、タスク リスト、タスクの期限・ステータス・メモ連絡先のフォルダ・カテゴリ、フリガナ、個人用配布グループ、繰り返しタスク、タスクの添付ファイル
OneDrive・SharePointファイル・フォルダの階層、名前と説明、作成・更新日時、最新版、共同編集・閲覧の権限、組織内・匿名の共有リンク、個人に展開した SharePoint グループ権限過去のファイル バージョン、外部ユーザーの権限、ゴミ箱、ショートカット、100階層を超えるフォルダ、サブサイト内の権限、リスト・Web ページ。セキュリティ グループの権限は事前に作成した Google グループへ対応付ける(メンバーは移行されない)
Teamsチャネルの会話、1対1・グループ チャット、リッチ テキスト、チャネルのメンバーシップ移行に伴う過去のチャット履歴の通知メールは送信されない

「150MB 超のメール」「225文字超のフォルダ パス」「過去のファイル バージョン」の3つは、移行前に移行元側で棚卸しできる項目です。Migration Planner のユーザー レポートと合わせて該当ユーザーを特定し、手動で退避するのか割り切るのかを先に決めておくと、移行後の問い合わせが大きく減ります。

セキュリティと監査

データ インポートは Google Workspace のスーパー管理者が管理コンソールから起動し、多要素認証を含む管理者の資格情報で保護されます。移行元からの取得は Google が管理する送信インフラを経由し、データはメモリ上で処理されて Google Workspace 環境へ直接取り込まれます。ローカル ディスクにデータを一時保存する工程がないため、移行用サーバーに残ったデータの消去や、サーバー自体の OS パッチ・ネットワーク保護といった、オンプレミス型ツールでお客様側が負っていた責任がなくなります。

管理者の操作と各データ オブジェクトのコピー結果は Google Workspace の管理監査ログに記録され、ユーザー単位で成功・失敗の件数を確認できます。ログは BigQuery へエクスポートでき、大規模な移行では失敗オブジェクトの傾向分析に使います。

役割分担:お客様・当社・Google の三者で進める

Google Workspace への移行は、お客様が全体統括とチェンジマネジメントを、パートナーである当社が技術的な実行とプロジェクト管理を、Google が製品のガイダンスと専門知識の提供を担う三者体制で進めます。当社は Google Workspace の担当チームと直接連携し、対応範囲の拡大やツールの更新を踏まえて判断します。

注意点として、データ インポートはリセラーがお客様の代わりに実行することができません。当社はお客様のスーパー管理者権限のもとで作業する運用設計を組み、アカウントの扱いと作業記録の残し方を事前に取り決めます。

前提となる ID 基盤と共存期間の設計

データ インポートは移行先のユーザーを自動作成しません。移行バッチを流す前に、GCDS や IdP 連携によるアカウントのプロビジョニングを完了させておく必要があります。移行と ID 基盤構築の順序を間違えると、そこで工程が止まります。

一括切替が現実的でない規模では、旧環境と新環境が併存する期間が生じます。メール ルーティング、カレンダーの相互参照、ファイル共有の相互アクセスの3点を設計しておかないと、移行済みの部門と未移行の部門の間で業務が止まります。SWG・プロキシ環境下での動作検証や Chromebook の導入設計を含む数千人規模の論点は、エンタープライズ向けページにまとめています。

エンタープライズ向け Google Workspace 移行設計Google Workspace導入でIDaaSは必須か|既存ADとGCDS連携で済ませる構成の判断メール移行は一括切替か段階移行か

サービス内容

方式選定から切替後の確認まで、必要な範囲でご一緒します。アセスメントだけのご依頼にも対応します。費用は移行規模とご依頼範囲に応じて個別にお見積りします。

#メニュー内容成果物
0無料相談・方式診断移行元環境と規模のヒアリング、データ インポートで足りるかどうかの判定、概算の進め方方式の初期判定
1移行前アセスメントMigration Planner の実行支援、ユーザー・データ量・所要時間の把握、移行対象外データの棚卸しアセスメント レポート/ユーザー別レポート
2移行設計・移行計画の策定データ種別ごとの方式、default/advanced の選択、バッチ設計、検証バッチ、切替順序、切り戻し条件、共存期間の設計移行設計書/移行計画書/バッチ用 CSV
3移行の実行支援移行先アカウントの準備確認、移行元側のアプリ登録・権限承認の調整、バッチ実行と進捗監視、失敗オブジェクトの追跡と再実行実行手順書/進捗報告/失敗一覧と対応記録
4切替後の確認と定着化移行対象外データの個別対応、利用者向け案内、問い合わせ対応、管理者への運用移管利用者向け資料/運用手順書

導入の流れ

STEP 01

無料相談・方式診断

移行元の環境と規模をお聞かせいただき、データ インポートで足りるかどうかと進め方をその場で回答します。

期間1回
STEP 02

移行前アセスメント

Migration Planner を実行し、ユーザー数・データ量・所要時間の見込みと、移行対象外のデータを数値で把握します。

成果物アセスメント レポート
STEP 03

移行設計・検証バッチ

方式とバッチ計画を確定し、規模を絞った検証バッチで実際の挙動を確認してから本番の順序を決めます。

成果物移行計画書/切替手順書
STEP 04

本番移行・切替後の確認

部門単位でバッチを実行し、失敗オブジェクトを追跡します。切替後の問い合わせ対応と運用移管まで担います。

成果物進捗報告/運用手順書

BTNコンサルティングが選ばれる理由

01

Google Workspace 導入の実績

自治体・企業の Google Workspace 導入と移行を支援してきました。移行の前提となる ID・権限・データ基盤の設計に精通しています。

02

最新の移行方式で設計する

Google Workspace の担当チームと直接連携し、データ インポートと Migration Planner を前提にした移行設計を行います。提供終了が決まったツールを前提にした計画は立てません。

03

移行と IT 基盤を一体で支援

移行支援と情シス365(IT 運用支援)を同一チームで提供します。移行で露出する認証・端末・ネットワークの課題まで解決します。

04

ライセンス販売に依存しない判定

売上の軸は設計・実行支援です。管理者ご自身で完結できる規模の移行であれば、そのようにご案内します。

関連コラム

Other

逆方向、つまり Google Workspace から Microsoft 365 への移行をご検討の場合は、別ページでご案内しています。導入後の日々の運用まで含めてご依頼を検討されている場合は、情シスアウトソーシングの情シス365でお受けしています。

Google Workspace から Microsoft 365 への移行支援 →情シス365|Google Workspace 導入・移行ガイド ↗

よくある質問

データ インポートの利用に追加費用はかかりますか。

Google Workspace の対応エディションであれば、管理コンソールの機能として利用できます。従来のインストール型ツールで必要だった移行用サーバーや Windows ライセンスの費用は不要です。当社の支援費用は、アセスメントの範囲と移行規模に応じて個別にお見積りします。

何ユーザーから対応していますか。

規模の下限も上限も設けていません。数十ユーザーの移行は default data import で、1,000 ユーザーを超える移行は advanced data import で設計します。数千人規模で問題になる認証・ネットワーク・共存期間の論点は、エンタープライズ向けページに別途まとめています。

Google Workspace Migrate で計画している案件はどうなりますか。

Exchange Online 向けの Google Workspace Migrate は 2026年10月に提供終了が告知されています。メール移行を予定している場合は、データ インポートへの方式変更を含めて計画を見直す必要があります。見直しの支援も行っています。

移行元テナントの管理者が別会社にいる場合でも移行できますか。

advanced data import では、移行元の Microsoft 365 側でアプリ登録とグローバル管理者による承認が必須です。M&A やカーブアウトで移行元の権限が別会社にある場合は、承認取得を計画の先頭に置き、依頼内容の整理と調整を当社が支援します。

Microsoft 365 以外の環境からの移行にも対応していますか。

オンプレミスの Exchange Server や他社のグループウェアからの移行は、データ インポートの対象外です。Google Workspace Migrate や他のツール、手作業を組み合わせた方式をデータ種別ごとに設計します。まずは移行元の環境をお聞かせください。

ライセンスの調達も依頼できますか。

ご相談ください。Google との直接契約と販売パートナー経由のそれぞれについて、契約形態の違いと注意点を整理してご案内します。なお、データ インポートはリセラーがお客様の代わりに実行できないため、移行作業はお客様のスーパー管理者権限のもとで行う運用設計を組みます。

移行前のアセスメントからご相談ください

「どれくらいかかるのか」「何が移らないのか」の段階で構いません。
移行元の環境をお聞かせいただき、規模の把握と方式の選定からご一緒します。