IT-PMIの費用はフェーズごとに桁が変わるため、全体像を把握してからフェーズ別に積み上げるのが予算策定の基本です。IT-DDで統合対象の規模と複雑さを押さえておけば、後工程の見積もり精度が大きく上がります。当社の料金はPhase1-2が50万円から、Phase1-4一括が200万円からです。
IT-PMI費用の全体像
M&A後のIT統合(IT-PMI)は、フェーズごとに必要なコストが大きく異なります。IT-DD(デューデリジェンス)から中長期統合まで、全体像を把握した上で予算を策定することが重要です。
| フェーズ | 内容 | 費用目安 | 期間 |
|---|---|---|---|
| Phase1:IT-DD | IT環境調査、リスク評価、統合コスト試算 | 200〜500万円 | 2〜4週間 |
| Phase2:Day1対応 | メール疎通、VPN接続、セキュリティ最低基準の適用 | 300〜800万円 | 2〜4週間 |
| Phase3:短期統合 | メール統合、ID管理統合、ファイルサーバー統合 | 500〜2,000万円 | 1〜3か月 |
| Phase4:中長期統合 | 業務システム統合、ネットワーク統合、デバイス管理統一 | 1,000〜5,000万円 | 3〜12か月 |
費用の内訳
IT-PMIの費用は、大きく以下の4カテゴリに分類されます。
- 人件費(社内リソース):IT担当者の工数。ひとり情シスの場合、通常業務と並行するため残業コストも考慮
- ツール・ライセンス費:移行ツール(BitTitan MigrationWiz等)、追加ライセンス、セキュリティ製品
- 外部コンサルティング費:IT-PMI専門のコンサルタント費用。プロジェクト管理、技術支援、移行作業の委託
- 移行ツール・インフラ費:一時的な共存環境の構築費、テスト環境、バックアップストレージ
| カテゴリ | 全体に占める割合 | 具体例 |
|---|---|---|
| 人件費 | 30〜40% | 社内IT担当の工数、プロジェクトメンバーの人件費 |
| 外部コンサル費 | 25〜35% | PMO、技術コンサル、移行作業の外部委託 |
| ツール・ライセンス費 | 15〜25% | 移行ツール、追加M365ライセンス、セキュリティ製品 |
| インフラ費 | 10〜15% | 共存環境構築、ネットワーク接続、バックアップ |
M&A後のIT統合(IT-PMI)は、Phase1-2が50万円からご支援可能です。メール・認証基盤・ファイルサーバー・デバイス管理の統合を100日で進める型をご用意しています。
IT-PMI(M&A後のIT統合) を見る →企業規模別の費用相場
被買収側の企業規模によって、IT統合の費用は大きく変動します。
| 企業規模 | 総費用目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 50名以下 | 300〜1,000万円 | クラウド中心の環境が多く、統合が比較的シンプル。メール・ID統合が中心 |
| 50〜200名 | 800〜3,000万円 | 業務システムの統合が必要になるケースが増加。GPO・セキュリティポリシーの統合も |
| 200〜500名 | 2,000〜8,000万円 | 基幹システム統合、ネットワーク統合、拠点間接続など大規模な作業が発生 |
予算策定のフレームワーク
IT-PMIの予算は、以下の2段階で策定します。
Phase1:IT-DD時点での概算見積もり
M&A成立前のIT-DDで、以下の情報をもとに概算費用を算出します。
- 被買収側のユーザー数・デバイス数
- 利用中のSaaS・業務アプリケーション一覧
- オンプレサーバー・ネットワーク機器の有無
- 統合方針(吸収型 / 新規型 / 段階型)
Phase2:詳細見積もり
M&A成立後、現地調査と技術検証を経て詳細な見積もりを作成します。
- 統合対象システムごとの移行工数
- 必要なツール・ライセンスの費用
- 外部コンサル・ベンダーの見積もり
- リスクバッファ(通常10〜20%を上乗せ)
予算策定の全体像は「IT PMIとは」や「IT統合の進め方」も参考にしてください。
コスト削減のポイント
IT-PMIのコストを適正に抑えるためのポイントをまとめます。
- M365統合によるツール集約:被買収側が別のグループウェアを使っている場合、M365に統一することで複数ツールのライセンスを廃止できる
- 段階的移行でピークコスト分散:一括移行ではなく段階的に進めることで、単月のコスト負担を平準化
- 共通化によるランニングコスト削減:セキュリティ製品、バックアップサービスなどの共通化で月額コストを削減
- IT-DDでの早期発見:統合の障壁を早期に発見することで、手戻りによる追加コストを防止
- クラウド移行の同時実施:統合と合わせてオンプレ→クラウドの移行を実施し、インフラ費を長期的に削減
BTNコンサルティングの料金体系
BTNコンサルティングでは、IT-PMIサービスをフェーズ別・一括の両方でご提供しています。
| プラン | 対象フェーズ | 費用 |
|---|---|---|
| IT-DD + Day1対応 | Phase1〜2 | 50万円〜 |
| 短期統合 | Phase3 | 100万円〜 |
| 一括プラン | Phase1〜4 | 200万円〜 |
費用は統合対象の規模・複雑さに応じてお見積もりいたします。まずは60分の無料相談で、貴社のM&A案件に必要なIT統合の概算をお伝えします。
- 「最初の100日でやるべきこと」を踏まえたロードマップを策定
- IT統合プロセスに基づく段階的な支援
- 中小企業M&Aに特化したコストパフォーマンスの高いプランを提供
よくある質問
IT-PMIの費用はフェーズごとにいくらですか?
Phase1のIT-DD(IT環境調査、リスク評価、統合コスト試算)が200〜500万円で2〜4週間、Phase2のDay1対応(メール疎通、VPN接続、セキュリティ最低基準の適用)が300〜800万円で2〜4週間、Phase3の短期統合でメール統合などが続きます。
費用の内訳はどうなりますか?
人件費が30〜40%(社内IT担当の工数、プロジェクトメンバー)、外部コンサル費が25〜35%(PMO、技術コンサル、移行作業)、ツール・ライセンス費が15〜25%(移行ツール、追加M365ライセンス、セキュリティ製品)、残りがインフラ費です。
企業規模別の総額目安は?
50名以下は300〜1,000万円(クラウド中心でメール・ID統合が中心)、50〜200名は800〜3,000万円(業務システム統合やGPO・セキュリティポリシー統合が加わる)、200名以上はさらに規模が大きくなります。
コストを抑えるにはどうしますか?
被買収側が別のグループウェアを使っている場合にM365へ統一して複数ツールのライセンスを廃止すること、一括ではなく段階的に移行して単月のコスト負担を平準化すること、共通化によりランニングコストを下げることです。