SCS対応支援サービスの3つのタイプ

SCS評価制度への対応を外部に委託する場合、支援サービスは大きく3つのタイプに分類できます。自社の状況やリソースに応じて最適なタイプを選択しましょう。

タイプ概要成果物適した企業
アセスメント型現状診断・ギャップ分析のみを実施。対策の実装は自社で行う診断レポート、ギャップ一覧、推奨対策リスト社内にIT担当がいて実装は自力で対応できる企業
伴走型ギャップ分析から対策の計画・実装・申請まで並走して支援方針書、対応計画、設定代行、エビデンス、申請サポートセキュリティ専門家がいない企業、ひとり情シスの企業
ツール型SaaS型の自己診断ツールを提供。セルフサービスで対応を進めるチェックリストツール、文書テンプレート、オンライン相談コストを最小限に抑えたい小規模企業
💡 中小企業には「伴走型」が最適

セキュリティ専門家がいない中小企業は、伴走型サービスを選ぶのが最も確実です。アセスメント型は「診断して終わり」になりがちで、ツール型は専門知識がないと活用しきれないリスクがあります。詳しくは「専門家なしでのSCS対応」をご覧ください。

費用相場の比較

各タイプの費用相場を、企業規模別に整理します。

タイプ10〜50名50〜150名150〜300名期間
アセスメント型30〜80万円80〜150万円150〜300万円2〜4週間
伴走型100〜200万円200〜400万円400〜800万円3〜6ヶ月
ツール型月額3〜10万円月額5〜15万円月額10〜30万円サブスクリプション

伴走型は初期費用が高く見えますが、対策の実装まで含むため、総合的なコストパフォーマンスは高くなります。アセスメント型で診断だけ受けた後に別の実装業者を探すと、結果的に伴走型以上のコストになるケースもあります。詳しい費用試算は「SCS評価制度の対応コストガイド」をご確認ください。

選定チェックリスト

SCS対応の支援サービスを選ぶ際に確認すべき5つのポイントを紹介します。

#チェック項目確認内容
1SCS制度への理解度★3の25要求事項を正確に理解しているか。制度の最新動向をフォローしているか
2Microsoft 365対応力Entra ID・Intune・Defenderの設定・運用に精通しているか。M365で対策を実装できるか
3中小企業の支援実績300名以下の企業への支援実績があるか。大企業向けの過剰な提案をしないか
4文書テンプレートの有無セキュリティ方針、インシデント対応計画、資産台帳等のひな型を提供できるか
5申請サポートの範囲エビデンス整備から申請提出まで支援するか。「診断だけ」で終わらないか

よくある失敗パターン

SCS対応の支援サービス選びで陥りがちな失敗パターンを紹介します。

  • 「ISMS審査機関に依頼すればよい」という誤解:SCS評価制度はISMSとは異なる要求事項・評価基準を持ちます。ISMS対応の経験だけではSCS固有の要件に対応できない場合があります
  • アセスメントだけ受けて放置:診断レポートを受け取っても、実装に着手しなければ意味がありません。「診断→対策→申請」までの一貫した計画が必要です
  • 大手SIerに丸投げ:大手SIerのセキュリティコンサルは大企業向けの高額プランが中心です。中小企業の予算・規模に合わない提案をされるリスクがあります
  • ツール導入で満足:SaaSツールで自己診断しても、対策の実装や文書整備は別途必要です。ツールはあくまで補助手段として活用しましょう
  • 制度確定前に契約:2026年7月の制度確定前にサービスを契約すると、最終版の要求事項と齟齬が生じる可能性があります。契約時に「制度変更への対応」が含まれるか確認しましょう

BTNコンサルティングの強み

BTNコンサルティングは、中小企業のSCS評価制度対応に特化した伴走型の支援サービスを提供しています。

強み内容
伴走型支援ギャップ分析から対策実装、エビデンス整備、★3申請まで一貫して並走。「診断だけ」で終わりません
Microsoft 365特化Entra ID・Intune・Defender for Businessの設定・運用に精通。M365の標準機能で最大限のSCS対応を実現
情シス365との連携SCS対応後の継続的なセキュリティ運用を「情シス365」セキュリティパック(月額45万円〜)で提供。対応して終わりではなく、運用まで見据えた支援が可能
文書テンプレート完備セキュリティ方針書、インシデント対応計画、資産台帳、委託先管理台帳等のテンプレートを提供
中小企業の実績多数従業員10〜300名の企業を中心に支援実績あり。企業規模に合った現実的な提案を行います

SCS評価制度対応支援」の詳細はサービスページをご覧ください。全体の対応方針は「SCS評価制度の対応ガイド」で解説しています。

まとめ

SCS評価制度の対応を外部に委託する際は、アセスメント型・伴走型・ツール型の3タイプから自社に最適なサービスを選びましょう。選定時は「SCS制度の理解度」「M365対応力」「中小企業の実績」「文書テンプレート」「申請サポート範囲」の5項目を確認してください。セキュリティ専門家がいない中小企業は、ギャップ分析から申請まで一貫して支援する伴走型サービスが最も確実です。

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BTNコンサルティング 編集部

株式会社BTNコンサルティング|情シス365 運営

Microsoft 365・Google Workspace導入支援、IT-PMI(M&A後のIT統合)、セキュリティ対策を専門とするITコンサルティング企業。中小企業の「ひとり情シス」を支援し、ITの力で経営課題を解決します。