この記事の結論

Windows 10のサポートは既に終了しています。ESUは応急措置に過ぎません。早急にWindows 11への移行計画を実行しましょう。

現状:サポート終了から5ヶ月

Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しました。セキュリティ更新が停止しており、未移行のPCは脆弱性を抱えた状態です。中小企業の中にはまだ移行が完了していない企業も少なくありません。

ESU(拡張セキュリティ更新)

どうしてもすぐ移行できない場合、ESU(Extended Security Updates)を購入することでセキュリティ更新を最大3年間継続できます。ただしコストは年々上昇します。

年度費用(1台あたり)
1年目(2025/10〜2026/10)$61
2年目$122(倍額)
3年目$244(さらに倍額)
関連サービス

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移行チェックリスト

  • PC台帳の確認:全PCのOS・スペックを棚卸し
  • ハードウェア互換性:TPM 2.0、Secure Boot対応の確認
  • アプリ互換性テスト:業務アプリのWin11動作検証
  • データバックアップ:移行前の全データバックアップ
  • Intune/Autopilot設定:展開プロファイルの準備
  • ユーザー通知:移行スケジュールの事前周知
  • 段階的展開:パイロット→部門→全社の順
  • 旧PC処分:データ消去(NIST SP 800-88準拠)

要件を満たさないPCへの対応

Windows 11の要件(TPM 2.0、セキュアブート、対応CPU)を満たさないPCが必ず出てきます。選択肢は4つです。

対応内容向いているケース
買い替えWindows 11搭載PCへ更改する導入から5年以上経過している。もっとも素直な解決
用途変更ネットワークから切り離し、スタンドアロン用途に限定する特定の機器制御など、その端末でしか動かないソフトがある
ESUで延命有償のセキュリティ更新で時間を稼ぐ買い替え予算が翌期にしか取れない
クラウドPCへ移行Windows 365やAVDに業務環境を移し、手元の端末は接続専用にする台数が少なく、業務がクラウド中心

「動いているから」という理由でネットワークにつないだまま放置するのが最も危険です。やむを得ず残す場合は、ネットワークを分離したうえで残す期限を明確に決めてください。

移行の優先順位

台数が多く一斉更改できない場合は、リスクの高い端末から移行します。

  1. インターネットに直接接続する端末:外部からの攻撃を最初に受ける
  2. 機密情報を扱う端末:経営、人事、経理、開発
  3. 外部とメールをやり取りする端末:フィッシングの入口になりやすい
  4. 社外に持ち出す端末:紛失・盗難のリスクが加わる
  5. 社内のみで使う一般業務端末

移行台数と予算が決まったら、この順序で割り当ててください。部門の声の大きさではなくリスクで決めることが、限られた予算で被害を防ぐ唯一の方法です。

BTNコンサルティングの支援

Windows 11移行の計画策定からIntuneによる展開、旧PC処分まで一括支援します。

よくある質問

まだWindows 10を使っている場合どうなりますか?

2025年10月14日にサポートが終了しセキュリティ更新が停止しているため、脆弱性を抱えたまま稼働している状態です。既知の脆弱性が修正されないため、サイバー攻撃のリスクが継続的に高まります。

ESU(拡張セキュリティ更新)とは何ですか?

有償でセキュリティ更新を継続して受け取れるプログラムです。1台あたり1年目が$61、2年目が$122(倍額)、3年目が$244(さらに倍額)と年ごとに倍増するため、恒久的な解決策にはなりません。

何から確認すればよいですか?

☐PC台帳の確認(全PCのOS・スペックの棚卸し)、☐ハードウェア互換性(TPM 2.0、Secure Boot対応の確認)、☐アプリ互換性テスト(業務アプリのWindows 11動作検証)の順に進めます。

移行が間に合わない場合の優先順位は?

インターネットに直接接続する端末、機密情報を扱う端末、外部とメールをやり取りする端末から優先して移行します。やむを得ずWindows 10を残す場合は、ネットワークを分離しESUを契約したうえで移行期限を明確に定めます。

まとめ

Windows 10のサポートは既に終了しています。ESUは応急措置に過ぎません。早急にWindows 11への移行計画を実行しましょう。