Windows 11の機能アップデートはIntune展開リングを使って段階的に配布し、パイロット→先行展開→本番展開の3フェーズで安全に進めましょう。Recall機能の無効化とアンインストール期間の延長は事前に設定しておくことを推奨します。
最新アップデートの概要
Windows 11の機能アップデートは年1回のペースでリリースされ、情シスにとっては「いつ・どの範囲に・どう展開するか」の判断が毎回求められます。本記事では、最新の機能アップデートの変更点と、Intuneを使った段階的な配布設定を解説します。
情シスが注意すべき変更点
セキュリティ関連
- パスキー(Passkeys)対応の強化:Windows Helloとの統合が進み、パスワードレス認証の実用性が向上
- App Control for Business:アプリケーション制御機能の強化
- Windows Protected Print:印刷時のセキュリティ強化
管理関連
- Copilot+ PC対応:NPU搭載PCでのAI機能拡張
- Recall機能:スクリーンショットベースのアクティビティ記録(セキュリティ・プライバシーへの影響大)
- 設定アプリのUI変更:ユーザーからの問い合わせ増加に備える
Recall機能はCopilot+ PCでスクリーンショットを自動記録する機能です。機密情報がスクリーンショットに含まれるリスクがあるため、企業環境ではIntuneポリシーで無効化を推奨します。
Microsoft 365の設計・移行・運用は、ライセンス構成とセキュリティ設定の組み合わせで運用負荷が大きく変わります。設定の妥当性から見直すご支援が可能です。
Intune 運用支援 を見る →Intuneでの配布設定
段階的な展開戦略
| フェーズ | 対象 | 期間 |
|---|---|---|
| パイロット | IT部門のPC(5〜10台) | 2週間 |
| 先行展開 | 各部門の代表者(20%程度) | 2週間 |
| 本番展開 | 全社 | 2〜4週間 |
Intune設定のポイント
- Windows Update for Businessポリシーで機能アップデートのバージョンを指定
- 展開リングを作成し、グループごとに遅延日数を設定
- 互換性レポートをIntune管理センターで事前確認
- セーフガードホールド:Microsoftが互換性の問題を検出したデバイスへの自動展開停止
トラブル時の対応
- 機能アップデート適用後10日以内であれば「設定→回復→復元」から前バージョンに戻せる
- Intuneでアンインストール期間を10日→60日に延長する設定を事前に適用しておくと安心
- 重大な問題が発生した場合はIntuneから展開の一時停止が可能
よくある質問
Windows 11の機能アップデートはどのくらいの頻度ですか?
年1回のペースでリリースされます。情シスには毎回「いつ・どの範囲に・どう展開するか」の判断が求められます。
情シスが注意すべき変更点は何ですか?
セキュリティ面ではWindows Helloとの統合が進んだパスキー対応の強化、App Control for Businessによるアプリケーション制御の強化、Windows Protected Printです。管理面ではCopilot+ PC対応、Recall機能(セキュリティ・プライバシーへの影響が大きい)、設定アプリのUI変更があります。
Intuneではどう段階展開しますか?
パイロット(IT部門のPC 5〜10台/2週間)、先行展開(各部門の代表者、全体の20%程度/2週間)、本番展開(全社/2〜4週間)という3段階です。Windows Update for Businessポリシーで機能アップデートのバージョンを指定し、展開リングごとに遅延日数を設定します。
問題が起きたら戻せますか?
機能アップデート適用後10日以内であれば「設定→回復→復元」から前バージョンに戻せます。Intuneでアンインストール期間を10日から60日に延長する設定を事前に適用しておくとより安全です。重大な問題が発生した場合はIntuneから展開を一時停止できます。
まとめ
Windows 11の機能アップデートはIntune展開リングを使って段階的に配布し、パイロット→先行展開→本番展開の3フェーズで安全に進めましょう。Recall機能の無効化とアンインストール期間の延長は事前に設定しておくことを推奨します。