この記事の結論

中小企業のセキュリティ監視はMSSが現実解です。自社の規模とリスクに合ったプランを選定しましょう。

MSSとは

マネージドセキュリティサービス(MSS)は、セキュリティの監視・検知・対応を外部の専門企業に委託するサービスです。24時間365日のセキュリティ監視を自社で構築するのは中小企業には困難であり、MSSが現実的な選択肢です。

SOCの種類

種類特徴向いている企業
自社SOC完全内製。高コスト・高柔軟性大企業・金融機関
マネージドSOC外部委託。コスト効率◎中小〜中堅企業
ハイブリッドSOC社内担当+外部MSSIT部門がある中堅企業
関連サービス

セキュリティ対策は導入して終わりではなく、日々の運用と検知後の初動が成果を分けます。情シス365では Defender/Intune の運用も含めて、必要な時間数に応じた月額制(月12万円〜)でご支援しています。

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MSSのサービス範囲

  • ログ収集・分析:SIEM(Microsoft Sentinel等)でのログ統合分析
  • 脅威検知:リアルタイムのアラート監視、AIベースの異常検知
  • インシデント対応:初動対応、封じ込め、復旧支援
  • レポーティング:月次セキュリティレポート、経営層向けサマリー

費用感

プラン月額目安内容
ベーシック15〜30万円ログ監視+アラート通知
スタンダード30〜60万円+インシデント一次対応
プレミアム60〜120万円+24/7対応+フォレンジック

MSSベンダーの選び方

確認項目見るべきポイント
対応範囲監視だけか、封じ込めまで行うか。「検知して通知するだけ」だと夜間に自社で対応することになる
対応時間24時間365日か、平日日中のみか。夜間・休日は一次受けのみという契約もある
SLA検知から通知までの時間、重大インシデント時のエスカレーション経路と所要時間
対応言語と窓口日本語で対応できるか。海外SOCの場合は時差と言語の確認が必要
既存環境との適合Microsoft 365中心ならDefender/Sentinelの運用実績があるか
レポート月次レポートの内容。件数の羅列だけでなく改善提案があるか

見落とされやすいのが「封じ込めまでやるのか」です。端末の隔離やアカウント停止を誰の判断で誰が実行するかを契約前に決めておかないと、深夜のインシデント時に連絡が取れず被害が広がります。

導入前に自社で決めておくこと

MSSは「丸投げできるサービス」ではありません。次の4点は自社で決めておく必要があります。

  • 守る対象の優先順位:どのシステム・データが止まると事業が止まるのか
  • 連絡体制:夜間・休日に誰へ連絡するか。第一連絡先が不通のときの次の宛先まで決めておく
  • 封じ込めの権限委譲:端末隔離やアカウント停止をMSS側の判断で実行してよいか。事後報告で足りるか
  • ログの保存期間:インシデント調査に必要な期間。契約プランによって保存期間が変わる

これらが未定のまま契約すると、アラートは届くのに誰も動けないという状態になります。MSSの効果は、受け取った側の初動体制の質で決まります。

BTNコンサルティングの支援

Microsoft Sentinel導入とマネージドSOCの選定・連携を支援します。「情シス365」のセキュリティ運用支援でMSS相当の監視体制を構築可能です。

よくある質問

MSSとは何ですか?

マネージドセキュリティサービス(MSS)は、セキュリティの監視・検知・対応を外部の専門企業に委託するサービスです。24時間365日の監視体制を自社で構築するのは中小企業には困難なため、現実的な選択肢になります。

SOCにはどんな種類がありますか?

完全内製で高コスト・高柔軟性の自社SOC(大企業・金融機関向け)、外部委託でコスト効率の高いマネージドSOC(中小〜中堅企業向け)、社内担当と外部MSSを組み合わせるハイブリッドSOC(IT部門がある中堅企業向け)です。

どんなサービスが含まれますか?

Microsoft SentinelなどのSIEMによるログ収集・統合分析、リアルタイムのアラート監視とAIベースの異常検知による脅威検知、初動対応・封じ込め・復旧支援というインシデント対応です。

費用はどのくらいですか?

ログ監視+アラート通知のベーシックが月額15〜30万円、インシデント一次対応まで含むスタンダードが30〜60万円、24/7対応とフォレンジックまで含むプレミアムが60〜120万円が目安です。

まとめ

中小企業のセキュリティ監視はMSSが現実解です。自社の規模とリスクに合ったプランを選定しましょう。