Teamsの乱立は「チーム作成権限の制限」「命名規則」「有効期限ポリシー」の3つで解決できます。まず既存チームの棚卸しから始め、ルールを策定してから管理者設定を適用しましょう。
よくある問題
「営業部」「営業チーム」「Sales」「営業_旧」——同じ目的のチームが4つも存在し、どこに情報があるかわからない。プロジェクトが終わったチームが放置され、100以上のチームが乱立している。Teamsを導入した多くの企業が直面する「スプロール問題」です。
今あるチームの整理(5ステップ)
- ①全チームの一覧化:Teams管理センター→「チーム」→「チームを管理」からCSVエクスポート
- ②アクティビティの確認:90日間メッセージ投稿がないチームをリストアップ
- ③所有者への確認:「このチームはまだ使っていますか?」をメールで確認
- ④不要チームのアーカイブ:使わないチームは削除ではなく「アーカイブ」(データは残り、読み取り専用になる)
- ⑤重複チームの統合:同じ目的のチームを1つに統合し、メンバーを移動
Microsoft 365の設計・移行・運用は、ライセンス構成とセキュリティ設定の組み合わせで運用負荷が大きく変わります。設定の妥当性から見直すご支援が可能です。
Microsoft 365 コンサルティング を見る →今後のルール策定
命名規則
「部門名-目的」の形式を統一します。
- 営業部-案件管理
- 開発部-プロジェクトA
- 全社-お知らせ
Entra IDの「グループ命名ポリシー」を使えば、プレフィックス(部門名-)を自動的に付与できます。
チーム作成のルール
- 作成はIT管理者のみ:全社員が自由に作成できる状態をやめる
- 申請制:SharePointリストまたはFormsで「チーム作成申請」を受け付ける
- テンプレートの活用:標準的なチャネル構成を持つテンプレートを用意
管理者の設定
- チーム作成権限の制限:Entra ID→「グループ設定」で、特定のセキュリティグループのメンバーのみチーム作成を許可
- 有効期限ポリシー:M365グループに有効期限(180日等)を設定。期限到来時に所有者が更新しなければ自動削除
- ゲストアクセスの期限:ゲストユーザーのアクセスに有効期限を設定
よくある質問
チームが増えすぎたらどう整理しますか?
①Teams管理センターの「チームを管理」からCSVエクスポートして全チームを一覧化、②90日間メッセージ投稿がないチームをリストアップ、③所有者に「このチームはまだ使っていますか?」と確認、④アーカイブまたは削除、⑤統合、という5ステップです。
命名規則はどう決めればよいですか?
「営業部-案件管理」「開発部-プロジェクトA」「全社-お知らせ」のように、[所属または範囲]-[目的]という形式で統一します。「営業」「営業部」「Sales」「営業_旧」のような乱立を防げます。
再発を防ぐルールは何ですか?
チーム作成をIT管理者のみに制限して全社員が自由に作成できる状態をやめること、SharePointリストまたはFormsで作成申請を受け付ける申請制、標準的なチャネル構成を持つテンプレートの用意です。
管理者側の設定は何をしますか?
Entra IDの「グループ設定」で特定のセキュリティグループのメンバーのみチーム作成を許可し、M365グループに有効期限(180日等)を設定して期限到来時に所有者が更新しなければ自動削除されるようにします。ゲストアクセスにも期限を設けます。
まとめ
Teamsの乱立は「チーム作成権限の制限」「命名規則」「有効期限ポリシー」の3つで解決できます。まず既存チームの棚卸しから始め、ルールを策定してから管理者設定を適用しましょう。