このチェックリストの20項目を四半期ごとに確認することで、M365テナントのセキュリティを継続的に維持できます。最も重要な3項目は「MFA全ユーザー適用」「SPF/DKIM/DMARC設定」「外部共有設定の確認」です。
本チェックリストの使い方
Microsoft 365テナントのセキュリティ設定を定期的に確認するためのチェックリストです。情シス担当者が1人でも実施できるよう、確認すべき設定項目と確認方法をまとめています。四半期に1回程度の実施を推奨します。
Entra ID(認証・ID管理)
| # | チェック項目 | 確認場所 | ✓ |
|---|---|---|---|
| 1 | 全ユーザーにMFAが適用されているか | Entra ID → セキュリティ → MFA | □ |
| 2 | 条件付きアクセスポリシーが有効か | Entra ID → 条件付きアクセス | □ |
| 3 | グローバル管理者が最小人数(2〜3名)か | Entra ID → ロールと管理者 | □ |
| 4 | ゲストアカウントの棚卸し(不要なゲストがないか) | Entra ID → ユーザー → ゲストユーザー | □ |
| 5 | レガシー認証がブロックされているか | 条件付きアクセスポリシー | □ |
| 6 | セルフサービスパスワードリセット(SSPR)が有効か | Entra ID → パスワードリセット | □ |
Microsoft 365の設計・移行・運用は、ライセンス構成とセキュリティ設定の組み合わせで運用負荷が大きく変わります。設定の妥当性から見直すご支援が可能です。
Microsoft 365 コンサルティング を見る →Exchange Online(メール)
| # | チェック項目 | 確認場所 | ✓ |
|---|---|---|---|
| 7 | SPF/DKIM/DMARCが正しく設定されているか | DNS設定 + Exchange管理センター | □ |
| 8 | 外部メール転送がブロックされているか | Exchange管理センター → メールフロー | □ |
| 9 | マルウェア対策ポリシーが有効か | Microsoft Defender → ポリシー | □ |
| 10 | フィッシング対策ポリシーが有効か | Microsoft Defender → ポリシー | □ |
SharePoint / OneDrive
| # | チェック項目 | 確認場所 | ✓ |
|---|---|---|---|
| 11 | 外部共有の設定が適切か(許可範囲の確認) | SharePoint管理センター → 共有 | □ |
| 12 | 「組織内の全員」で共有されたファイルがないか | SharePoint → 各サイトの権限 | □ |
| 13 | ゲストの共有リンクに有効期限が設定されているか | SharePoint管理センター → 共有 | □ |
Teams
| # | チェック項目 | 確認場所 | ✓ |
|---|---|---|---|
| 14 | 外部ユーザーとのチャット・会議の許可範囲が適切か | Teams管理センター → 外部アクセス | □ |
| 15 | ゲストアクセスの許可範囲が適切か | Teams管理センター → ゲストアクセス | □ |
| 16 | 不要なチーム・チャネルが放置されていないか | Teams管理センター → チーム一覧 | □ |
Intune(デバイス管理)
| # | チェック項目 | 確認場所 | ✓ |
|---|---|---|---|
| 17 | コンプライアンスポリシーが設定されているか | Intune管理センター → コンプライアンス | □ |
| 18 | 非準拠デバイスへのアクセスがブロックされているか | 条件付きアクセス連携 | □ |
| 19 | BitLocker(Windows)/ FileVault(Mac)が有効か | Intune → デバイス構成 | □ |
| 20 | Windows Update / macOS更新が配布されているか | Intune → ソフトウェア更新 | □ |
よくある質問
どのくらいの頻度で監査しますか?
四半期に1回程度の実施が推奨です。情シス担当者が1人でも実施できるよう、確認すべき設定項目と確認場所をチェックリスト化しておきます。
Entra IDでは何を確認しますか?
全ユーザーにMFAが適用されているか(Entra ID → セキュリティ → MFA)、条件付きアクセスポリシーが有効か、グローバル管理者が最小人数(2〜3名)に絞られているか(Entra ID → ロール)を確認します。
メール周りでは何を見ますか?
SPF/DKIM/DMARCがDNSとExchange管理センターで正しく設定されているか、外部メール転送がブロックされているか、マルウェア対策ポリシーが有効かを確認します。
SharePoint・Teamsでは何を確認しますか?
SharePointは外部共有の許可範囲、「組織内の全員」で共有されたファイルの有無、ゲスト共有リンクの有効期限設定です。Teamsは外部ユーザーとのチャット・会議の許可範囲、ゲストアクセスの許可範囲、放置されたチーム・チャネルの有無を確認します。
まとめ
このチェックリストの20項目を四半期ごとに確認することで、M365テナントのセキュリティを継続的に維持できます。最も重要な3項目は「MFA全ユーザー適用」「SPF/DKIM/DMARC設定」「外部共有設定の確認」です。