ロードマップの全体像
IT統合ロードマップは「何を」「いつまでに」「どの順序で」統合するかを可視化した計画書です。経営層、IT部門、現場ユーザーの共通認識を形成し、プロジェクトの進捗管理に使用します。
四半期ごとのマイルストーン(2年計画)
| 時期 | マイルストーン | 主要タスク |
|---|---|---|
| Q1(1〜3ヶ月) | コミュニケーション基盤統一 | MFA全社適用、メール統合、Teams統合、Entra IDユーザー統合 |
| Q2(4〜6ヶ月) | セキュリティ基盤統一 | 条件付きアクセス統一、Intune全端末展開、EDR展開、ファイル移行 |
| Q3(7〜9ヶ月) | インフラ統合完了 | ネットワーク統合、旧サーバー廃止、SaaS SSO統合、ライセンス最適化 |
| Q4(10〜12ヶ月) | 業務システム統合着手 | 業務システム統合計画策定、データ移行設計、PoC実施 |
| Q5-Q6(13〜18ヶ月) | 業務システム統合実行 | 会計/ERP/CRMの統合実行、テスト、ユーザー教育 |
| Q7-Q8(19〜24ヶ月) | 統合完了・最適化 | 重複システム廃止、コスト効果検証、IT改善計画策定 |
優先順位の決め方
- 最優先:業務継続に直結するもの(メール、セキュリティ)
- 高:コスト削減効果が大きいもの(ライセンス統合、重複サーバー廃止)
- 中:効率化に寄与するもの(ファイル統合、SaaS SSO化)
- 低:将来的に必要だが急がないもの(業務システム刷新)
経営層への報告
四半期ごとにIT統合の進捗を経営層に報告します。報告内容は「完了タスク」「次四半期の計画」「課題・リスク」「コスト実績と予算対比」の4点に絞ります。技術的な詳細ではなく、ビジネスインパクト(コスト削減額、セキュリティリスク低減、業務効率化)で語ることが重要です。
まとめ
IT統合ロードマップは2年計画で四半期ごとのマイルストーンを設定します。メール・セキュリティを最優先にし、業務システム統合は後半に配置するのが成功パターンです。