デバイス管理の全体像

Intuneのデバイス管理はデバイスの登録→ポリシー適用→継続監視→リモートアクションの4フェーズで運用します。管理対象のデバイスは「準拠」「非準拠」のステータスで監視され、非準拠デバイスにはアクセス制限や通知が自動的に適用されます。

OS別の登録方式

OS組織所有デバイス個人デバイス(BYOD)
WindowsEntra Join+自動登録、AutopilotEntra Register+MAM
iOS/iPadOSApple Business Manager+自動登録(DEP)ポータルサイトアプリで登録、またはMAMのみ
AndroidAndroid Enterprise 完全管理型仕事用プロファイル(個人/仕事のデータ分離)
macOSApple Business Manager+自動登録ポータルサイトアプリで登録

コンプライアンス管理

コンプライアンスポリシーで「準拠デバイスの条件」を定義し、条件付きアクセスと連携して「非準拠デバイスはM365にアクセスさせない」制御を実現します。

  • Windows:OS更新、BitLocker暗号化、ファイアウォール、Defender有効化
  • iOS:OS最小バージョン、脱獄検知、パスコード設定
  • Android:OS最小バージョン、root化検知、デバイス暗号化

非準拠デバイスが検出された場合の段階的アクション(通知→アクセス制限→リタイア)も設定できます。

リモートアクション

アクション内容用途
リモートワイプデバイスを工場出荷状態に初期化紛失・盗難時の情報漏洩防止
選択的ワイプ組織データのみ削除(個人データは保持)BYODの退職処理
リモートロックデバイスを即座にロック紛失時の一時的な対応
パスコードリセットデバイスのパスコードをリセットパスコード忘れ対応
BitLocker回復キー取得暗号化の回復キーをIntuneから取得BitLockerロック解除
デバイスの同期最新のポリシーを即座に適用ポリシー変更の即時反映

BYOD対応

個人デバイスはMAM(モバイルアプリ管理)を使い、デバイス全体ではなくアプリレベルで管理します。

  • 業務アプリ(Outlook、Teams等)内のデータをコピー・貼り付け禁止
  • 業務アプリにPIN/生体認証を要求
  • 退職時に業務データのみ選択的ワイプ(個人の写真やLINEは影響なし)

まとめ

Intuneのデバイス管理は組織所有デバイスのMDM管理とBYODのMAM管理を使い分けます。条件付きアクセスと連携することで「準拠デバイスのみM365にアクセス可能」という強力なセキュリティを実現できます。

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BTNコンサルティング 編集部

株式会社BTNコンサルティング|情シス365 運営

Microsoft 365・Google Workspace導入支援、IT-PMI(M&A後のIT統合)、セキュリティ対策を専門とするITコンサルティング企業。中小企業の「ひとり情シス」を支援し、ITの力で経営課題を解決します。