Copilot Studioとは

Microsoft Copilot Studioは、ノーコード/ローコードでAIチャットボット(Copilotエージェント)を構築できるプラットフォームです。旧Power Virtual Agentsを発展させたもので、生成AI(GPTモデル)と組織のデータを組み合わせた高度なボットをプログラミングなしで作成できます。

M365のデータ(SharePoint、OneDrive、Teams)をナレッジソースとして活用できるため、社内規程や業務マニュアルに基づいたFAQボットを短期間で構築できます。

主要機能

機能内容
生成AI応答GPTモデルを活用し、事前に定義していない質問にも自然な応答を生成
ナレッジソース連携SharePointサイト、Webサイト、アップロードファイルをAIの知識ベースとして設定
トピック設計特定の質問に対してフロー形式で応答を定義(ノーコードのビジュアルエディタ)
Power Automate連携ボットの応答をトリガーにワークフローを実行(チケット起票、メール送信等)
マルチチャネル展開Teams、Webサイト、Facebook Messenger等に同一ボットを展開
分析ダッシュボードボットの利用状況、解決率、頻出質問を可視化

中小企業での活用シーン

  • 社内ITヘルプデスク:「VPNの接続方法は?」「パスワードの変更方法は?」等のIT関連の問い合わせにAIが自動応答。情シスの問い合わせ対応工数を30〜50%削減
  • 人事・総務FAQ:就業規則、有給申請、経費精算の手順に関する問い合わせをAIが回答。SharePoint上の規程文書をナレッジソースに設定するだけ
  • 営業支援:製品カタログや価格表をナレッジソースにし、営業担当者が顧客からの質問にすぐ回答できるアシスタントを構築
  • 顧客対応(Webサイト):Webサイトに埋め込み、よくある質問への自動応答と有人チャットへのエスカレーション

料金体系

プラン月額内容
M365 Copilot含むCopilotライセンスに含むCopilotライセンスユーザーは追加料金なしでCopilot Studioの基本機能を利用可能
Copilot Studioスタンドアロン約$200/テナント/月25,000メッセージ/月を含む。超過分は従量課金

構築手順(社内FAQボットの例)

  • Step 1:Copilot Studio(copilot.microsoft.com)にアクセスし、新しいCopilotを作成
  • Step 2:ナレッジソースにSharePointサイト(社内規程、マニュアルが格納されたサイト)を追加
  • Step 3:テスト画面で質問を入力し、AIの応答を確認。不正確な応答がある場合はトピックを追加で定義
  • Step 4:Teamsチャネルに公開し、社内に案内
  • Step 5:分析ダッシュボードで利用状況を確認し、回答精度を継続改善

まとめ

Copilot Studioは社内FAQボットの構築に最適なプラットフォームです。SharePointのドキュメントをナレッジソースに設定するだけで、ノーコードでAIチャットボットが完成します。情シスのヘルプデスク負荷軽減から始めるのが最も効果的です。

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BTNコンサルティング 編集部

株式会社BTNコンサルティング|情シス365 運営

Microsoft 365・Google Workspace導入支援、IT-PMI(M&A後のIT統合)、セキュリティ対策を専門とするITコンサルティング企業。中小企業の「ひとり情シス」を支援し、ITの力で経営課題を解決します。