クラウドコスト最適化の第一歩は「M365の未使用ライセンスの棚卸し」です。これだけで月額数万円の削減が可能な場合もあります。IaaSはVMの右サイジングと不要リソースの削除から着手しましょう。
クラウドコストの課題
クラウドサービスのコストは「使った分だけ」と思われがちですが、実際には未使用ライセンス、過剰スペックのVM、不要なストレージで月額数万〜数十万円の無駄が発生していることが珍しくありません。
M365ライセンスの最適化
| 無駄のパターン | 対策 | 削減効果(目安) |
|---|---|---|
| 退職者のライセンスが残っている | 四半期ごとのライセンス棚卸しを実施 | 1ライセンスあたり¥1,000〜¥3,000/月 |
| E3/E5を全員に割り当てているが不要な人がいる | 利用状況レポートで実際の利用状況を確認し、Business Basicで十分な人を切り替え | ¥3,000〜¥5,000/人/月 |
| Power BIやVisioのライセンスが未使用 | アドオンライセンスの利用状況を確認し、未使用を解除 | ¥1,000〜¥2,000/人/月 |
クラウド移行は「何を移すか」より「何を移さないか」の判断でコストが決まります。現状の棚卸しから移行先の振り分け、5年間の総保有コスト比較までご支援します。
Microsoft 365 移行支援 を見る →Azure/AWSの最適化
- 右サイジング:VMのCPU/メモリ使用率を確認し、過剰スペックを縮小(Azure Advisor / AWS Cost Explorer)
- 停止スケジュール:開発・テスト環境は営業時間外に自動停止(Azure Auto-Shutdown / AWS Instance Scheduler)
- Reserved Instances / Savings Plans:1年/3年の予約購入で最大72%割引(本番環境の常時稼働VM向け)
- 不要なリソースの削除:使われていないディスク、IP、スナップショットの定期的な棚卸しと削除
- ストレージ階層の見直し:アクセス頻度の低いデータはCool/Archiveストレージに移動
コスト可視化ツール
| ツール | 対象 | 費用 |
|---|---|---|
| M365管理センター 利用状況レポート | M365ライセンス | 無料 |
| Azure Cost Management | Azure | 無料 |
| AWS Cost Explorer | AWS | 無料 |
| Azure Advisor | Azure(推奨事項) | 無料 |
よくある質問
クラウドコストの無駄はどこで発生しますか?
未使用ライセンス、過剰スペックのVM、不要なストレージが主な発生源です。「使った分だけ」と思われがちですが、実際には月額数万〜数十万円の無駄が生じていることが珍しくありません。
M365ライセンスはどう最適化しますか?
四半期ごとのライセンス棚卸しで退職者分を解約すると1ライセンスあたり月額1,000〜3,000円が削減できます。またE3/E5を全員に割り当てている場合は、利用状況レポートで実際の使用状況を確認し、必要のない人はBusiness系プランへ切り替えます。
Azure/AWSではどんな削減方法がありますか?
CPU/メモリ使用率を確認して過剰スペックを縮小する右サイジング(Azure Advisor / AWS Cost Explorer)と、開発・テスト環境を営業時間外に自動停止する停止スケジュールが基本です。
コストの可視化に使えるツールはありますか?
M365管理センターの利用状況レポート、Azure Cost Management、AWS Cost Explorer、Azure Advisorがいずれも無料で使えます。
まとめ
クラウドコスト最適化の第一歩は「M365の未使用ライセンスの棚卸し」です。これだけで月額数万円の削減が可能な場合もあります。IaaSはVMの右サイジングと不要リソースの削除から着手しましょう。